矢吹病院

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新院長ごあいさつ

~今、そしてこれから望まれる病院を目指して~


 2021年9月1日より矢吹病院院長に就任いたしました政金生人(まさかねいくと)です。皆様に自己紹介がてらご挨拶を申し上げます。
 私は新潟県刈羽郡高柳町(現柏崎市)の山村の兼業農家に生まれました。両親が医療の現場にいた影響か、幼少から医師を志し、1980年に山形大学医学部に参りました。1986年に卒業後は山形大学第1内科に入局し、山形大学医学部付属病院、日本海総合病院、置賜総合病院を経て2001年に矢吹病院に就職いたしました。今年でちょうど20年経ちました。

 2001年はあてどなく医局を飛び出した直後で、故矢吹清一先生に拾っていただいたのです。清一先生の「もうけより学術」の清廉な人柄にふれ、透析療法という学問領域を自由に様々な勉強をさせていただきました。前院長の矢吹清隆先生にも手厚くご支援を頂き、「患者中心の透析治療」という矢吹病院のコンセプトを広く世に発信することができました。このたびの院長就任に際して、「これまでいただいたものすべてを、これから病院の将来を担う人たちに返したい。」とまず思いました。

 入職当時の昔話ですが、入院透析のため転院してきた元気のない患者さんたちに、お化粧をさせたりスキンシップしたりするとみるみる元気になり、オムツが取れたり、会話を思い出す患者さんがたくさんいました。医療者の仕事は、その人の中に本来あるが病気や体調のせいで弱ってしまっている「生きる活力」を燃やすのが役割なのだと感じました。その経験が病院理念の「可能性を信じる医療」につながっているのです。矢吹病院が、患者さんと私たち清永会職員の可能性を信じ、お互いに伸ばし合える場所になるように努めていきたいと思います。

 現代社会は、急速に高齢化が進んでいると共に、多様性を尊重する社会へと変わりつつあります。その変化の中で、矢吹病院はどのような役割を果たすべきなのでしょうか。それにはいくつもの答えがあると思いますが、今の私には「これだけはやらなくてはならない。」と思っていることが二つあります。一つは、薬や検査に頼らない健康的な暮らし方や健康に対する考え方を提案することです。もう一つは、自分も老齢の域に入って常々感じることですが、人それぞれの生き方・人生の終わり方に真正面に対するということです。とても大きなテーマですが、皆さんといろいろお話しながら、将来の矢吹病院のあり方を模索していきたいと思います。引き続き皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。


令和3年9月1日 矢吹病院院長 政金 生人

診察内容

診察時間(土日は休診)
時間帯
一般外来 午前
午後

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透析
午前
午後 × × ×
夜間

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